・1 年間で 300 試料以上を採・PCR 装置を使用可能・144 試料を採取・PCR 装置を使用可能・COVID-19 による実験室の閉鎖・ディープフリーザー(−80℃)の取成日立感染症関連研究支援基金 研究成果報告書チームネパールインドネシア・3ヶ所の採水地点を決定・96 試 料 を 採 取(沈 殿 濃 縮フィリピン・査読論文の発表・試料(沈殿濃縮物)を日本タイ・保健省とのガイドライン作・400 試 料 を 採 取:う ち 350ベトナム2.直面している課題・消耗品の入手が困難・実験装置の修理が困難・官僚的および事務的な問題・現在所有しているリアルタイムPCR 装置の下水 PCR キットへの適合性の検証・低温での試料保存の必要性(現在は−4℃で保存中)故障・社会実装に向けて政府の関心を高める必要性・タイ国内での研究費の獲得・測定費用の削減・下水処理場での採水許可の取得・試料保存場所の確保(ディープフリーザー(−80℃)の故障に伴い,−20℃のフリーザーを使用中)・消耗品の確保・研究費の獲得3.課題解決策・ネパール国内での他機関との連携・外注による測定体制の構築・日本チームメンバーのバンドン工科大学への訪問による技術移転の推進・リアルタイム PCR 用の試薬類の調達・実験装置の修理・第 2 期の研究費の受領・試料の冷凍保存・日本からの試薬の送付・国際共同研究費の獲得・COVID-19 以外の感染症への下水疫学調査の適用・より安価な測定手法の開発・プロジェクト終了後の展開の検討・技術移転の推進・他の感染症への適用(デング熱,肝炎等)・査読論文の発表・プロジェクトに参画する博士学生の確保表 1 ワークショップで各国チームが整理したプロジェクトの進捗状況と課題1.進捗状況物,上清)に送付試料を日本に送付・週 1 回の採水を継続・他研究室の PCR を使用可能ウイルスの検出率は 83%であり,感染者数が多い時期に下水中のウイルス濃度が上昇していることが確認された.また,新型コロナウイルスの変異株が特徴的に有している変異箇所を対象としたリアルタイム PCR 法で測定した結果,最初の流行の波はデルタ株が有する変異が多く検出された一方で,次のより大きな波の際にはオミクロン株が有する変異が検出された.すなわち,最初の波はデルタ株,次の波はオミクロン株と,それぞれ異なる変異株が流行していたことが明らかとなり,下水疫学調査を用いることで,変異株の流行状況を効率的に把握できることが示された. フィリピンでは,下水処理場の普及率が低いことから,未処理下水が多く流入する運河の水を「下水」とみなすアプローチを採用した.マニラ市内の運河 2ヶ所と汚水処理施設において,新型コロナウイルス・オミクロン株のモニタリングを実施し,感染者数に呼応して新型コロナウイルスを検出することに成功した. ベトナムでは,ハノイ市内において,下水を多く受容する河川の 3 地点を対象に新型コロナウイルス・オミクロン株のモニタリングを実施した.その結果,ウイルス濃度は感染報告者数よりも2〜4 週間の先行性を有することが確認され,フィリピンと同様に,河川水を対象とした下水疫学調査が途上国において有効となることが示された(図 5). タイでは,国際観光客が多く利用するバンコクとプーケットの下水処理場において下水疫学調査を実施し,新型コロナウイルスの変異株の国内への流入に対し,3 週間程度の早期検知が可能となり得ることを明らかにした. ネパールでは,カトマンズ盆地内の 2ヶ所の下水処理場で調査を実施した.流行初期の新型コロナウイルスの陽性率は 44%と低かったものの,流行ピーク前後には陽性率が 89%と上昇し,ウイルス濃度にも上昇が見られた.また,新型コロナウイルスに加え,A 型インフルエンザウイルスと RSウイルスのモニタリングを実施し,広く呼吸器感染症に対して下水疫学調査が有効となることを示した. 国をまたいでの調査も実施しており,主に乳幼児の口や手・足に水疱性の発疹を生じる手足口病を対象に,インドネシア,タイ,フィリピンおよ53
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