日立感染症関連研究支援基金 研究成果報告書(日本語)
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Rt {1–θ(1-ε)}-RtSn > k{1–θ(1-ε)}kk(1–θ(1-ε))k}ρk234562345日立感染症関連研究支援基金 研究成果報告書11出典)Kamae I: How did The Analysis of Dynamic Processes of Virus Transmission: How Could Diagnostic Tests and Vaccinations Stop COVID-19 Pandemic? Research Poster EPH65, ISPOR 2023, Boston, USA, May 8, 2023. Rt 戦略での検査の精度の限界を明示できたからである.第 2 に,感染者数の推計だけでなく検査戦略の費用対効果の推計にも応用できるからである.第 3 に,得られた公式は普遍的で,どの国や地域にも応用可能だからである.すなわち,公式の各パラメータの推定値さえ利用可能であれば,疫学的な変化に応じた時点で,検査によってパンデミックを制御できるかどうかを判定できるからである. Figure 11 は,新型コロナに感染した場合に 10日間の QALY 損失が起こると仮定したときの単純な分析モデルでの PCR 検査の費用対効果の推定式を示している.この場合,費用対効果の指標である増分費用効果比(ICER; Incremental Cost-Effec-tiveness Ratio)は,PCR 検査を行うために必要となる追加的な費用を,PCR 検査による感染者発見で避けられた QALY 損失で除算することで推計した.その結果,具体的な基本分析の 1 例として,Figure 12 は ICER が 1QALY あたり 50,000 ドル程1.50.60.66672.50.71430.753.50.77780.84.50.81820.83330.78950.87690.85710.93330.89740.96060.92310.9750.94030.98320.95240.98820.96120.99140.96770.9936度となることを示している.これは,PCR 検査の費用対効果が良いとも言えないが,それほど悪くもないレベルであることを意味する.ただ,Figure 12 は同時に,各パラメータ値が変化すれば,その基本分析の ICER がどの程度変化するかという感度分析の結果を示している.ICER の変化に最も影響を与えるのが有病率であることが判明した.有病率が 5%なら ICER は 196,000 ドル /QALY と大きな値となり費用対効果は極めて悪いが,60%では 15,000 ドル /QALY 程度で費用対効果は非常によくなる.影響の大きさは,感染の広がり k,実効再生産数 Rt,検査の感度 Sn の順に減少し,ウイルスの免疫回避率はほとんど影響を与えないとの結果となった.Table 3 は,日本での感染の波が第 1 波から 8 波までの期別で,全世代,60 歳以上,コロナ後遺症も考慮した 3 つのシナリオ別に ICERを推計した結果を示す.Rt 値は政府統計から現実のデータを用いたが,他のパラメータは妥当と考えられる数値を期別に仮想した.その結果,全世0.92420.95190.96770.98410.98450.99380.99170.99730.99520.99860.99710.99930.99810.99960.99870.9997{1-RtFigure 10. Test sensitivity needed to control・The SNC (sensitivity needed to control) is a new term for the minimal test sensitivity that can converge the virus spread.・The SNC is derived from developing the following inequation of K for Sn:k (1–θ(1-ε))k} / {1−Rt (1–θ(1-ε))} < 1. K = {ρ(1−Sn) + (1−ρ)}{1−Rt Table 2. Example of the SNC: the simplest case・Rt: effective reproduction number, k: level of transmission・Cell areas: White(Sn < 0.7), Gray (0.7 < Sn < 0.95), Black (0.95 < Sn)SNC(Sensitivityneeded to control)12

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