第21回 日立財団科学技術セミナー
開催報告・アーカイブ配信のお知らせ

2025年11月15日(土)、第21回 日立財団科学技術セミナーを九段会館テラス(東京都千代田区)とZoomウェビナーのハイブリッドで開催しました。
今回は「ディープフェイクを見抜く」をテーマに、フェイクメディア研究の第一人者 越前 功先生(国立情報学研究所 情報社会相関研究系 教授)を講師にむかえ、AIの進化によるフェイクメディアの脅威と最新の対策技術について、わかりやすく解説いただきました。
越前先生は、マルチメディアセキュリティ、プライバシー保護技術、および情報セキュリティに関する研究がご専門で、特にディープフェイク検出技術やプライバシー侵害を防ぐための技術開発に注力されており、国内外で多くの特許を取得されるなど、多くの業績をあげておられます。
生成AIは、エンターテイメント分野やコミュニケーション分野など様々な分野で活用されていますが、なりすましや世論操作を行う目的で、生成AIを用いてフェイク画像やフェイク音声といったフェイクメディアを生成する事例が発生しており、世界中で深刻な社会問題となっています。
今回のセミナーでは、フェイクメディアによる脅威の事例を紹介いただき、その上でディープフェイクと呼ばれる顔を対象としたフェイクメディアの生成手法、ディープフェイクの検出技術をはじめとした最新の対策技術について解説いただきました。
「AIによる制作物の責任は制作者にある。しっかりと教養を身に着け、見極める力を養ったうえで使っていただきたい。」
という締めくくりの言葉が印象的で、越前先生の研究に対する熱意が伝わる講演でした。
今回の講演内容は、日立財団の公式YouTubeチャンネルでアーカイブを公開しております。
アーカイブはお申込みいただいた方への限定公開となりますので、ご興味のある方は下記からお申し込みください。

越前先生

会場の様子(九段会館テラス)

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