2023年11月12日（日）、第19回 日立財団科学技術セミナーを九段会館テラス（東京都千代田区）とZoomウェビナーのハイブリッドで開催しました。
今回は「睡眠の謎に挑む」をテーマに、睡眠科学研究の世界的権威 柳沢正史先生（筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構（WPI-IIIS）機構長/教授）を講師にむかえ、眠気の正体に纏わる基礎研究から最新研究に基づいた究極の睡眠法まで、わかりやすく解説いただきました。
柳沢先生は、それまで知られていなかった神経伝達物質「オレキシン」を発見し、謎の疾患だった覚醒障害「ナルコレプシー」の病態解明への扉を開かれるなど、素晴らしい研究成果を収められ、 ブレークスルー賞生命科学部門（2023年）、クラリベイト引用栄誉賞（2023年）等々、世界的に著名な賞を受賞されています。
会場の様子（九段会館テラス）
講演中の柳沢教授
日本人は、世界的に見ても睡眠時間が足りていないと言われていますが、睡眠にまつわる悩みや疑問を抱えている人は大変多く、本セミナーも開催前に多数の質問をいただきました。
生物はなぜ眠るの？といった基本的な疑問の他、加齢による睡眠の質の変化、子どもの睡眠、ショートスリーパーについて、朝方・夜型人間のメカニズム、安眠法などへの質問が多く寄せられ、講演の中でそれぞれの疑問に対して、エビデンスを示しながら詳しく解説いただきました。
今回の講演内容は、日立財団の公式YouTubeチャンネルでアーカイブを公開しております。
アーカイブはお申込みいただいた方への限定公開となりますので、ご興味のある方は下記からお申込みください。
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